HPBC太陽電池
HPBC(ハイブリッド・パッシベーテッド・バックコンタクト)は、LONGiが独自に開発し命名した複合パッシベーションバックコンタクト電池技術の略で、電池の正面にグリッドラインがないことが特徴の次世代高効率電池技術です。この技術は、電池内部構造の工法を調整することで、光の吸収と光電変換能力を大幅に向上させ、モジュールの出力功率を効果的に増加させます。現在、通常のHPBC電池の量産効率は25.5%を突破し、HPBC+電池の効率は25.8%を超え、画期的な高効率電池技術となっています。
HPDC太陽電池
HPDC(ハイ・パフォーマンスおよびハイブリッド・パッシベーテッド・デュアルジャンクション・セル)は、複合パッシベーションデュアルジャンクション電池の略です。この電池は、高・低ジャンクションを採用し、膜設計と堆積プロセスを最適化することで優れた全域パッシベーション効果を実現し、光の吸収を低減しています。また、正面には局所的な低抵抗接触層を導入し、電池の効率をさらに向上させています。さらに、正背面の反射低減/低複合膜層と金属化設計を最適化しました。アップグレード版HPDC電池は、より優れた変換効率、功率温度係数、そして高い信頼性を誇ります。
PERC太陽電池
PERC太陽電池セルは、従来のセルの裏面をパッシベーション(不動態化)膜という絶縁体でコーティングし、レーザーによる溝を追加加工することでセル効率を大幅に向上させています。LONGiは2016年に単結晶シリコンにPERC技術を統合し、光劣化を抑えた単結晶PERCモジュールを発売し、セル効率は21%から24.06%に向上しました。
両面発電太陽電池
両面発電モジュールは、表側による出力だけでなく、裏側の受光に応じた出力の追加も期待できます。また、両面ガラス構造による耐久性向上により、優れた生涯発電量と30年間のリニア出力保証で、更なるLCOE低減が期待できます。
LONGiは両面発電モジュールの最大の生産者となり、世界市場での累積出荷量は2021年初頭に20GWを突破しました。
ハーフカットセル技術
"更なる高出力と高い信頼性: レーザーにより半分にカットされたセルは、電流値が1/2となり内部抵抗損失が1/4に減少することで、モジュール出力の向上(2%以上)、また、動作温度の低下により実使用時の出力も向上します。
そして、部分影発生時の発電量低下の影響範囲が小さくなり、更に、ホットスポット発生時もその温度が10~20℃低くなりリスクが低減します。"
ライフサイクル規格
"「顧客価値を中心とする」というLONGiの中核理念に基づいた、モジュール設計、材料選択、量産監視、アフターサービスまでを多次元的にカバーした社内規格「LONGi ライフサイクル・クオリティ」により、最高水準の性能、品質、信頼性の製品をお客様に提供し、発電所のライフサイクル全体を通した高い投資収益率を実現することをサポートします。
また同時に、LONGi標準注文の使用により、納品効率が30%以上改善し、お客様の時間をより節約することができます。"
単結晶シリコン技術
"2000年代、世界各国でPV市場・産業が成長し、多くのメーカーが低価格の多結晶シリコン太陽電池を主体にビジネスを行っていた中でも、LONGiは、「将来的には必ず、技術の進歩で単結晶が優位になる」 と判断し単結晶のみに専念し続けました。
そして、研究開発に注力し、ダイヤモンドワイヤソーの導入など製造技術を革新し続けたことで生産性が大きく向上し、単結晶のコストダウンを実現。2019年に逆転して以降、単結晶が市場の殆どを占める様になりました。
2019年にM6、2020年にはM10規格のウェハを相次いで導入し、セル・モジュールの生産コストだけではなく、BOSコストも引き下げ、最終ユーザーにもメリットをもたらしました。"
M6(166mm)ウェハ規格
450W超の時代へと、太陽光発電業界を先導しました。
M10(182mm)ウェハ規格
モジュール大型化の流れに対する最適な着地点として、太陽光発電業界の生産・物流・施工までにおける状況や、モジュール大型化に伴う信頼性の限界を考慮し、M10(182mm)規格を業界の標準化とするべく先導しています。